Maximaのテストスイートを走らせます。 望みの答えを生成したテストは「パス」とみなされます。 望みの答えを生成しないテストも同様ですが、既知のバグとしてマークされています。
run_testsuiteは、以下のオプションキーワード引数を取ります。
display_allテストすべてを表示します。
通常は、テストが失敗しない限りテストを表示しません。
(デフォルトでは falseに設定されます。)
display_known_bugs既知のバグとしてマークされているテストを表示します。
(デフォルトでは falseに設定されます。)
testsこれは、実行するテストのリストです。
それぞれのテストは文字列かシンボルで指定することができます。
デフォルトではテストすべてを実行します。
テストの完全な組は testsuite_filesで指定されています。
time時間情報を表示します。
もし trueならそれぞれのテストファイルにかかった時間を表示します。
もし allなら display_allが trueの時、
それぞれ個々のテストにかかった時間を示します。
デフォルトはfalseで、時間情報を示しません。
例えば、 run_testsuite(display_known_bugs = true, tests=[rtest5])は、
テスト rtest5だけを走らせ、既知のバグとしてマークされているテストを表示します。
run_testsuite(display_all = true, tests=["rtest1", rtest1a])は、
テスト rtest1と rtest2を走らせ、
テストそれぞれを表示します。
run_testsuiteは、Maxima環境を変更します。
通常は、テストスクリプトは
既知の環境(すなわちユーザー定義の関数や変数のない環境)を確立するために
killを実行し、
それからテストにふさわしい関数や変数を定義します。
run_testsuiteは doneを返します。
testsuite_filesは run_testsuiteが実行するテスト一式です。
それは実行するテストを含むファイル名のリストです。
もしファイルの中のテストのいくつかが失敗することが既知なら、
ファイル名をリストする代わりに、
ファイル名と失敗するテスト番号を含むリストを使います。
例えば、以下はデフォルトのテスト一式の一部です:
["rtest13s", ["rtest14", 57, 63]]
これは、ファイル"rtest13s", "rtest14"から成るテストスイートを指定しますが、 "rtest14" は失敗することが既知の2つのテスト57と63を含みます。
MaximaとLispのバージョン番号を表示し、Maximaプロジェクトのバグレポートウェブサイトへのリンクを与えます。
バージョン情報はbuild_infoがレポートするものと同じです。
バグをレポートする時、 MaximaとLispのバージョン情報をバグレポートにコピーしてもらえると助かります。
bug_reportは空の文字列 ""を返します。
Maximaビルドのパラメータのまとめを表示します。
build_infoは空の文字列 ""を返します。
bug_report.も参照してください。